ayu’s blog

語りすぎる独り言です

映画『少年たち』を観て 〜初見の備忘録〜

2019415日の夜


映画『少年たち』


しめ担の同僚に誘って貰い、初鑑賞で実演ライビュも見ることができました。



そもそも『少年たち』がジャニーズの舞台で以前からあるらしいというのはなんとなく聞いてはいましたが、内容などは一切分かっていませんでした。(看守役がある、というのは把握していました)


観る前にいくつかのレビューを読み、何度も笑わせて頂いて期待はうなぎ登り。

非常に楽しみにしていました。


ちなみに、舘様の役が「シュンソク」だと聞き、しめ担の同僚と「響きがどうも韓国とかそちらの人みたいだから、そういう役なのかな?」と予想していたら、前日に「シュンソクは足が早いという意味の俊足だそうだ」という事実がもたらされ驚きました。

“仙台”だと思い込んでいたら“豚骨”でした。発音。



さて、実演。

まさかこんなにパフォーマンスしてくれるだなんて思わなくて驚きました。

わたしはトラジャ担ですので、いいなぁ羨ましいなぁという気持ちで見ましたし、担当の方はすっごく嬉しいだろうなぁと。

勿論宮近くんがソロでパフォーマンスしたのは心中全力応援です。一人DWML1

大好きな玉虫衣装なのも嬉しい。

そこに残りのトラジャ6人の幻影を見ずには居られない。

衣装ではSixTONESのストライプスーツがとっても素敵で羨ましい‼︎皆似合っていましたが、森本くんが髪型も相まって凄く良いと思いました。ワイルドな衣装や短い髪型よりも、抑えた端正なファッションの方がワイルドさが醸し出される気がします。

絵に描くなら京本くんです。


実演が凄すぎて、しめ担の同僚とこれはチケット料金安すぎる!とヒソヒソしました。

全員が登壇した状態で舞台の端っこに宮近くんがいるのを見て、嬉しいのと同時に玉虫がひとりぼっちだと切なくもなりました。

グループであの場に立てている人たちが羨ましかった。

宮近くんはトラジャのセンターにいるのが似つかわしいんだ!と強く思いました。

トラジャ一人で頑張った宮近くんの勇姿、しかと目に焼き付けました。


実演の終盤がかなりエンディングめいていたので、もう映画も終わったような錯覚を抱きましたが、バーン!!とタイトルがスクリーンに映し出されて、あ、まだだったとハッとしました。


そこから怒涛の少年たち。

細切れで印象的だった部分をあげていきます。

ネタバレがあります。

また役名が分からない人は名前(仮)と表しています。





 序盤のダンスパフォーマンス。

まず、皆がツナギにバンダナ?布切れをおもいおもいに装着していたのが印象的。

それ以降は出てこなかったように思いますがあれは何かのアレゴリーだったのでしょうか。

首に巻いているのも、ハチマキ{ジョーや佐久間くん(仮)}もまだ耐えられましたが、ハチマキの結び目が前にあるパターンはちょっと耐えきれませんでした。

何故でしょうか結び目が前にあるだけなのに。

面白いものを見てしまったツボが突かれました。

あの布切れと帽子は同じものだったのかもしれません。ショータイムでは布切れになる。

いや、よくわからない。

誰がどんな風に装着していたのか、全員はとても覚えられなかったので気になります。



少年たちが使用している布団

わたしの目には鮮やかなピンクと緑の太い縦縞に見えました。随分可愛いじゃないか。

サイケなデザインが気になって「少年刑務所布団ストライプ」で検索したところ、どうもオレンジと緑のストライプの掛・敷布団は実際に使われているらしく、色合いが似ているため【永谷園】と呼ばれていたことを知りました。

現在は赤とピンクのストライプが主流だそうです。

派手な配色にもきっと理由があるのでしょう。

ということで、あのデザイン、配色は少年たち独自のものではないということがわかりました。



唐突ですが、この映画を見るまでわたしにとっての少年刑務所のイメージは『刑務所の中の中学校』(角谷敏夫著)でした。

帯には「生徒は受刑者。日本で唯一、刑務所の中にある公立中学校。」とあります。

受刑者が中学卒業資格を得る為に1年間勉強する学校です。

これは是非、今学生で勉強が嫌になっている方にもおススメしたい本です。中学生だと一番良いかもしれませんが、大人でも勿論興味深いと思います。

桐分校というこの学校の母校となる中学校がわたしの出身校であったこともあり、興味を惹かれて読んでいた本でした。


少し引用します。

 〜一般の中学校は通常3年間学びますが、桐分校では中学3年までの勉強を1年でやりとげます。そのため桐分校では、第3学年男子のみの1学級しかありません。

 学習する科目は、国語、数学、英語、理科、歴史、公民、地理、音楽、美術、書道、技術、保健体育、道徳など年度によって異なりますが、14科目ほどあり、生徒一人一人に応じてカリキュラムが工夫されています。授業は60分授業で、8時から1630分まで17時間です。休み時間は午前と午後に15分間、昼休みは昼食時間を含めて40分間で1240分から13時までは自主学習となっています。休み時間はわずかこれだけです。夜間も一般の受刑者は21時に就寝することになっていますが、桐分校生の居室だけは22時まで勉強が許されており、夜の3時間の自習時間と合わせて110時間の勉強を毎日続けています。夏休みも冬休みもありません。勉強漬けの1年間です。〜引用終わり


(これが出来るジャニーズJr.TravisJapan川島如恵留くんくらいではないでしょうか、と思う如恵留担)



考えてみればこれは少年刑務所でもかなり特殊な場所の話ですが(何せ日本で唯一である)ふんわりと過酷な学生イメージを纏ったまま映画に臨んだわけです。

もちろん、映画は映画で同じように考えてはいけないことは分かっていました。その違いをつくのはナンセンスです。

だからダンスの場面などは問題ではなく、日常バージョンのときの違和感。

すごい緩いんだなと地味に驚きました。

私語が頻繁ですし(映画ですから)同時につるんでいる。

楽しいことないって言ってるけど、かなり自由度が高い気がする。

お育ちの良さが表れてしまって好きなのが、青房の面々が中庭?で座って話しているシーン。

自由時間なんだろうけれど銀色のシートを敷いているんですね。

こんなものが支給されるってどういう配慮か?と謎ですし、行くぞ‼︎って立ち上がるときに片付けようとしていたんですね。シートを。

物凄い違和感で印象的でした。



看守がマネキンと化してのダンスシーン。

京本くんが雑巾掛けの隊を率いてV字のフォーメーションのセンターになったときは、そこはかとないアングラ感とギャグ感に触れました。



わたしは読書でも映画等鑑賞していても、推理ということを殆どしません。

いつも犯人に素直に驚いています。

しかし、今回は少し推理をした場面がありました。

それはダイケンの服役理由です。

「ちょっとした掛け違いだか行き違いだか(うろ覚え)でこんなことになってしまった」と情報屋が言うものですから、一体どんな悲劇が⁈と気になったのです。

わたしが気になったポイントはダイケンが卵焼きを作っていた所。

卵焼きをフライパンからお皿に出さずにおばあさんを探しに飛び出して行ったのです。

これはあれしかない!火事だ。

おばあさんを助けられたけれど、ダイケンの家は火事で焼失、きっと幼い兄弟が巻き込まれてなんだかよくわからないけどそれが原因に違いない。

そんな仮説を立ててハラハラと行く末を見守ったのでした。

結果、全く違いましたが。

ダイケンのしたことはいけないけれど、あれは情状酌量の余地ありの気がしました。

あんな先生いけないよな。



エガオのバイクで市中引き回しの刑は怖かったです。



幼き日の岩本くん(仮)の家のインテリアが妙に小洒落ていて、猫型のウォールライトがあったり、室内が殺風景でもなくちゃんと片付いていたり、殺伐とした両親の作った家としてはあたたかみもあるからチグハグだなぁと感じました。



ジョーと岩本くん(仮)の争いシーンで花を添えるヨーヨーが笑いも添えてくれました。

なんかいくつも吊るされているんですけど

後にそれはクロのよすがということがわかりますが、それにしても唐突ヨーヨーでした。



宮近くんの川島隼人役も逃せません。

か、川島⁈(如恵留担です)

正直、一番救いがなくて可哀想な役でした。

そして重要な役でした。

隼人のしたことが誤解だったらどんなによかったか。誤解であれと願って見ていましたが、実際は精神的には裏切っていなかったけれど、行動は裏切ったことになってしまって悲しみを覚えました。

しかも、隼人の手紙でジュンは救われたけれど、隼人は砂漠に入ってしまったかのように、物語の中では行方知れず。

最後、年老いていない年老いた横山くん(看守)がジュンのノートをめくるシーン。

ジュンなぜ隼人の姿を描いてくれなかったのかな?

わたしが思うに、ジュンは対象をしっかり見ながら描くのではなく、記憶力が凄まじいオノレ・ドーミエタイプです。

だから目の前にいない隼人だって描けた筈なのです。

最後に自画像を描いていましたが、あの自画像は自画像っぽくなかった。

自然な表情だったから。

鏡に映った自分ではなく、写真でも見た感じです。

自画像だったら、ジュンの場合もっと見開いた目になるような気がします。

あの自画像は不思議


隼人からジュンへと話題がすり替わってしまいました。

隼人はあんな頭の天辺からつま先までまごうことなき悪者に騙されてばかです。ピュアとも言えます。

あんな西森博之先生の漫画に登場するような見た目が悪いヤツに騙されるなんて。


(※西森博之先生、漫画家。代表作はドラマ化もされた『今日から俺は』わたしのお気に入りは『導士郎でござる』オススメは『お茶にごす』かならずヤンキーやヤクザっぽいキャラが登場して西森世界を味わい深くしている。)


注文をつけられるとしたら、野暮は承知で、騙す人は上品で一見凄く良い人が良かったです。憎しみも倍増しそうですが、隼人が頭弱そうなのがわたしとしては気になってしまいましたので。


隼人に救いがなかったのは、最後に刑務所がホテルになり、ショーが行われるシーンにも姿が見えなかったことからもうかがえます。

料理人になって出てくるのでは?という期待が砕かれて、華やかなショーを楽しみつつ隼人の心配をしてしまいました。姿が宮近くんですので。



シーンが前後してすみません。

脱獄直前、フォーメーションがどうのこうの!でパチンと碁石を並べたシーンがまた耐えきれませんでした。

あの碁石の並びは刑務所の形だったのかな?

あのフォーメーションで脱獄ダンスを踊ってくれるのだろうと思ったので、意外にも脱獄では踊らなかったのが衝撃でした。

予想外に必死に走ってる。

扉を開けたジョーが仲間を先に行かせた場面は、リーダーとしては正しいけれど今回の目的を考えたら悪手。ちょっとジョー‼︎先に行かなきゃ駄目じゃないですか‼︎とやきもきしました。

案の定看守に捕まるジョー。

そうなるとは思いましたが。



室くん(仮)が病室のシーンで召されたと思ったのに、存命だったのも衝撃でした。

もしかしてラストシーンの室くん(仮)は幽霊でしょうか。

彩度の高い、服の柄率の高い世界で関ジュが歌い踊るのは、絶対に室くん(仮)が見た走馬灯というか幻の光景だと解釈しました。

あのおめでたさ(彩度と柄)は極楽のメタファーではないでしょうか。どうでしょうか。

映画かぐや姫で、月の世界からチャカポコシャンシャンお迎えが来るあの感じを彷彿とさせました。

やはり室くん(仮)はラストでは幽霊、の方が納得が行きます。



逆にラストシーンの元看守(髭くらい装着しても良かったのでは。お似合いになると思います)は、召されているとは全く思わずに、顔もあげられない程落ち込んでいるものと思って見ていました。

そんなにか⁈ジュンの絵を見て

混乱したまま終わったら、どうやら事切れていたとのことで。

それにしてもよくわかりませんがただ、帽子にスーツのおじさんが野外の椅子で亡くなる、というのに『ベニスに死す』のアッシェンバッハの最期が思い出されました。

もしかしてもしかすると、オマージュだったりするでしょうか。

そうなると看守の解釈が結構変わります。

でもこれ以上ここでは考えません。



ショーの最後に白い布で宙吊りになる人を勝手にジェシーだと思い込んでいたのですが、違ったのも衝撃でした。

ジェシーはショーには出ていませんでした。



歌のシーンで、字幕が出たら良いのになぁと思いました。(ついでにツナギの胸と背中にデカデカと役名があったら良いなぁとも)

初見で耳からの情報だけではなかなか頭がついて行きません。

しかし京本くんの歌声は妙に分かりやすくて、意味も同時に入ってきました。

ジョー「なんでお前ここにきたんだよ(うろ覚え)」

ジュン「〜それは空が青いから」

わたし「⁈⁈⁈」

ジュン歌い切る

まったく表情を変えないジョー「いつか言うだろ(うろ覚え)」

わたし「⁈⁈⁈」

しめ担の同僚に聞いたところ、舞台ではお馴染みの歌なのだとか。

初見には混乱の極みでした。

京本くんの歌声は澄んで美しかったです。



ジャニーズ伝説を見てから戸塚くんの演技が好きなのですが、今回も良かったです。

ただ、ジャニーズ伝説フィルターがかかったままなのか戸塚ジャニーさんに思えてしかたがありませんでした。



思い出していくとキリがありません。

終始、わたしの眉間は困惑を描いていました。

時に腹筋をふるわせ、時に唖然とし、時に無になって。

一言で言うと、楽しみました。

今までにない楽しさ。


実演は勿論良かったけれど、本編が見られて良かったです。

ジャニーズを好きにならなければ、こんな楽しさに出会うこともなかった。

こんな困惑に見舞われることもなかった。




最後に。

旧奈良少年刑務の建物、美しい。

この映画を見るまで知りませんでした。

ホテルになったら訪れてみたいです。

 


どう締めていいものやらわかりませんでしたが、とりあえずこれにて初少年たちを観て、の備忘録を終わります。


ジャニーズ伝説2017〜わたしの脳が見た伝説〜

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 2018年8月31日、平成最後の(この表現初使い)8月の末日、ということは気温はどうであれ気分的には平成最後の夏の終わりという日。

満を持してABC座『ジャニーズ伝説2017』のブルーレイを視聴しました。

 

なぜ“満を持して”なのかと言いますと、まず以前からしめ担の同僚に「凄く良いからこれは絶対買いですよ!!」と聞いていたこと。

(※しめ担の同僚とは、わたしをトラジャに出会わせてくれた恩人です。足を向けて寝られません)

 

次に、発売日である8月28日には我が家に届かなかったこと。

しめ担の同僚は平日に視聴して寝不足になるくらい良かったとのことなので、いやが応にも期待が高まりました。しかも、「のえたんが凄くかっこいい!」と。

 

そして、31日に到着予定だったのが前倒しで30日に届いたのはよかったのですが、しめ担の同僚が2日続けてジャニーズ伝説寝不足2017になっているということを聞き(わたしが勝手にそう表現しているだけです)、わたしが平日に視聴したら仕事を休んでしまうくらい消耗してジャニーズ伝説瀕死2017になってしまうのでは(如恵留くんの眩しさに)と心配して、同日に購入した『バチカン奇跡調査官ジェヴォーダンの鐘』を読む方を選択しました。

(※バチカン奇跡調査官とは、登場する主要人物の一人、日系アメリカ人の平賀・ヨゼフ・庚神父を実写化するなら如恵留くん、とわたしが妄想しているお気に入り小説シリーズです)

これもだいぶ危険でしたが、本の方がまだ途中でやめるのがかんたんです。

「もしこれで朝を迎えられなかったら、死んでも死にきれないだろうな・・・」と思いながら眠りにつきました。

 

結論、その選択は正しかったと言えましょう。

無事31日の朝を迎え、仕事をし、事故ることなく帰宅、“満を持して”わたしのジャニーズ伝説2017開幕と相成りました。

 

閉幕後は感動で茫然としてしまって、視聴後三時間以上たってもテレビ画面が『ジャニーズ伝説2017』の静止画と言う事態に。流石にそれをひたすら見つめていたわけではありませんが・・・。

こんな状態で明日が仕事だったら、出勤しても心ここに在らずだったことでしょう。30日のわたしは冴えていました。多分。

 

 

 まず、この物語としての感想を。

(なぜこんなまとめを頭に持ってくる荒業に出るかと言いますと、シーン別はもう“ノエール伝説”で如恵留くんにひたすらフォーカスしていく予定だからです。)

 

 ジャニーズというグループの軌跡、そしてジャニーズという存在の黎明期としてのお舞台、非常に感動しました。

こんなに感動するとは思っていませんでした。(良い、とは聞いていたのですが)

心震えました。

特に、解散に当たって「未来へつながるための解散だったら良い」というところ。本当の所はわかりませんが、この舞台でそうしてくれたこと。辛いシーンではあるけれど、そこにもはるか未来への希望の光が見えました。4人其々が痛みを感じつつも未来を向く。素敵なシーンでした。冒頭のジャニーズ解散後のメンバーの紹介シーンが走馬灯のように頭を駆け巡りました。

 

 一番心に響いたのは、あおい輝彦さんの大画面での語りも重なる、自分たちの歌になるはずだった歌を他の人たちが歌って、それがカーラジオから聞こえて来た・・・の場面。それに不思議と嫉妬はなく、あの歌が世界中で愛されているのが嬉しい、と言ったことに、それはもう悟りの境地なのでは・・・といたく感動しました。

これも本当のところはわからない、けれどわたしは本当なんだろうな、と思います。そう思うと気分が良いからです。

そしてやっぱり、その心持ちの美しさを貫いてくれた物語が素敵です。貫いたのはジャニーさんなのかしら?

エゴに執着しない穏やかさ、心の平安、自らを認めて受け入れることの素晴らしさ、俯瞰的で遠くまで見通す心。諦めの美しさ、といったものも(執着することを諦める、といういい意味で)。修行僧だな。または自らを未来への礎とするメシアか。わたしが感じたのは以上のことでした。なんか・・・ずれている気がしますが・・・。まあ良いです。

 

 A.B.C-Zの演技、パフォーマンスも素晴らしくて、皆さん良くて、橋本くんは歌が上手いし、五関くんはダンスがスマートだし、河合くんはユーモアが抜群で笑顔が輝き、塚田くんはよく通る声にコミカルな存在感、そして今回は特に戸塚くんが印象的でした。戸塚くんの演技が好きです。

物語パートからジャニーズメドレーの怒涛のショータイム。

夢のようで、見終わった時にはカタルシスを感じられました。

 

 如恵留くんがいなかったとしても、素敵なお舞台を見たなあ!と感動したことと思います。それくらい良かったです。

しかしながら如恵留担のわたしとしましては、やはり如恵留くんがいないことにはお話にならないと言いますか・・・ああ、よかったなあ、で終わって詳細な感想を綴ろうとは思わないはずなので、この先ノエール伝説としてこまぎれではありますが、綴って参ります。

 

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〜ノエール伝説2017〜

第一幕

プロローグ

 

♪〜まだ 夢のhistory

縦並びでトラジャ登場。如恵留くんが若干舞台中央よりで、五人の頭の並びが少し三日月型のカーブを描く。いたずらっ子の兄弟のようで初っ端から可愛いです。あの位置は長男か末っ子ですが、如恵留くんは長男でしょう。

 

♪〜Ah ha~n

両手をパッと上にあげてひらひら振る。如恵留くんはこの瞬間にお顔の向きが変わって、でも視線は外れない。こうした微細な部分に独特のリズムが生まれて、それが音にもぴったりとはまっています。

 

♪〜(色とりどりのページ)兼ねてるストーリー

腕を振ってコミカルに歩く振りですが、いつになく肩が動いてワクワク感が表現されています。しかもただ動きが大きいのではなく、一つ一つに緩急がある。エレガントさ<可愛らしさ、の一瞬。

そして誰よりもギリギリまでお顔が前を向いている如恵留くん。

 

♪〜WEST Sexy Zone~

ここの一連の流れでは身のこなしもさることながら、口に注目です。

WESTで、ぱっと開けて、リスのように可愛い前歯が見えるのですが、次の瞬間にはニコッと笑っていますし、その次はきゅっと閉じてお澄まし顔。

如恵留くんの口は大きな動きと連動して、あるときは空気が抜け、あるときはきちっとまとまる。

この部分に限らず、他の場面でも感じるのですがここで言及しました。

 

♪〜you and me endless ? history

ヒストリー、で九人一列横並び、両腕を広げてから後ろを向いて階段を駆け上がって行きます。後ろにターンする直前、如恵留くんはもう一度腕を開いたポーズを一瞬とるのです。そして優雅にシュッとターンするのですが・・・非常に感動しました。

一瞬の動作がその後のターンをより印象的に感じさせます。

またターンの流れにもメリハリがある。とても短い時間での緩急。

 

如恵留くんは客席、前を向いている率が高いと感じるのですが、どうなのでしょうか。わたしが見ている感じではそうなのですが。(2016年のタキツバコンがお気に入りで頻繁に見ているのですが、そこでも感じています。愛想曲は特にわかりやすいです。)

historyターン直前もギリギリまで、しかし決して無理やりではなく顔を前に残しています。お客さんの存在を感じている、ように感じられる。僕を見て!というのと、あなたたちのためにパフォーマンスしているよ!というのと。もしかしたらそれも超えて、ただ全てをみるまっすぐさなのかもしれません。

 

意識的でも無意識でも〝天才だな〟と思います。

・・・映像に残ってくれて、残してくれて、ありがとう。

 

♪〜A.B.C-Z We are 5stars!新しい道をひらく

ひらく、で頭をぱっと右に振って横を向きます。髪の毛がバサっと良い感じに動いて、如恵留くんに時々あることと認識しているのですが、ここでも見られて嬉しい。

ちなみに、画面に映っている限りは、ずっと前を向いている人の方が多いです。

如恵留くんの味付けというか、解釈というか、表現なのだな、と思いますし、やはり音に完璧に合っています。

その横を向いた一瞬のポーズの美しいこと。立ち位置が上段で全身見えている訳ではないのですが、ここもハイライト。

 

トラジャ五人が五つの階段でパフォーマンス

あおい輝彦さんの語り〜そのギネスにも・・・

本当に一瞬なのですが、この一歩ずつ降りてくるところ。ギネスにも、の一瞬。

少し如恵留くんが顎をあげてあおりになるところ。

こんなところまで言及していたらキリがないのは感じているのですが、神は細部に宿る。

階段を降りてきてからのポーズも、お顔があおり気味で、スッと伸びた首筋が強調され美しいです。

 

 

 

ワシントンハイツ

 

球児役での見所は何と言っても如恵留くんの可愛い声です(見所??)

「お願いします!」「ナイスキャッチー!」「良いじゃーん」

高めでポーンと通る柔らかい声。

我が家は高校のグラウンド側に位置しておりまして、年がら年中球児の練習する声とバットとボールのぶつかる音が聞こえています。(うるさくもなく、ちょうど良い具合に遠くに聞こえて、わたしはそれが好きです)

しかしながら、こんなに可愛い声の球児は未だかつていない、気がします。

七五三掛くんの声もよく通って「バッチこーい!」は笑ってしまいます。こんな声の球児も未だかつて居なかった。

宮近くんのような声はもしかしたら居たかも??

高校球児の声質を気にしたことなどなかったので、テキトーに言っています。

 

集合して帽子をかぶりなおす時のキラキラ瞳ブラックホール

厚めの前髪が幼さを醸し出して、坊ちゃん感があります。

ミスしたうみんちゅが叩かれそうになっているのを、見ていられないとばかりに目を覆う姿。あ〜あ・・・って口があいているのですよね。

チームの名前変更のシーン「(エラーズは)ユーたちにはぴったりだよ!!」と言われて、橋本くんの後ろでほぼ被りながらもほっぺたを膨らませて不服をアピールする如恵留くん。

チーム名シーンは塚田くんがめちゃくちゃ面白かったです。(日替わりシーンだったのでしょうか)

塚田せんぱいを見守るお顔(期待と心配?)、思わず笑って戸塚せんぱいと顔を見合わせるところ。

なんて可愛い。違う表現をしたいけれど、可愛い、としか今は言えません。

 

 

 

エストサイド物語〜デビュー

 

出ました、映像in映像、美しすぎるギャング。

ここでも登場すぐのあおりのお顔が早速美しい。前髪のわかれ具合も雰囲気が変わってシャープに。そして醸し出される気品。ギャングに気品・・・?素晴らしい。

映画の中に四人が飛び込んだかのようなシーンでは、途中青いライトの中完全シルエットでゆっくり移動するのですが、その時にベストをスッと引っ張って間を作る。ちょっと気怠げで、野卑な(でも気品)美しさ。

 

トラジャのウエストサイド物語の有名なギャング団のダンス、フルで見て見たいなと思いました。

 

テレビ局のスタッフは、腰が低く控えめな雰囲気で、「お疲れ様でした!」と去って行くシーンでは深々とお辞儀、そしてもう一度お辞儀。これってそういう指示があったのか、とっさに自然に出たものなのか。後者のような気がする如恵留くん。

 

 

 

ハリウッド・パレス

 

フロックコートにシルクハット、そしてステッキ。こんな装いの如恵留くんを見てみたい!と願っていた姿です。

シルエットから徐々に姿が明確になってくる登場シーン、両腕をあげて半円を描くように下ろしてくる、それが如恵留くんだと思うのですが、自分の周りに光のオーラを作るようだなと感じました。登場して光放つイメージ。

どんなに端にいても暗がりでも、一等星の輝き。月のような存在感。

あなたはまさにエトワールだと思います。(※エトワール=フランスのバレエ団における主役級のスターのこと。イギリス等ではプリマといいます…※追記・プリマは女性を指すので、正しくは“プリンシパル”でした)

 

 

 

LAのリハーサルスタジオ

 

とうとうきました、この場面。(しめ担の同僚から聞いて楽しみにしておりました)

もはや一幅の絵画といっても過言ではない、ピアノエルくん。

客席に背を向けているため、ベスト着用の後ろ姿がよく見えるのも嬉しいです。

右手の戸塚くんに向けて微笑む横顔。

足を組んで前の方を向き、戸塚くんに目で返事をする姿。

忠実な僕では・・・(しもべは主人の前で足を組むのだろうか。アメリカならありかな)

控えめでしもべのようでありながら、人の上に立つ高貴な雰囲気を併せ持っています。

塚田くんをわ〜‼︎と止めるところで、あ!おやおや、という初々しさと余裕との相反する要素を兼ね備えた反応。(具体的に言えばお顔が初々しさ担当で、首から下が余裕担当です)

ジャニーズと戸塚くんのセッション中に、戸塚くんが横にきて、一瞬“わあ!”という表情をします。

「彼らエキサイティングだね!(想像)」「そうですね!(想像)」みたいなやりとりなのだろうか。可愛いです。

セッション終了後、自然に足を組んで戸塚くんと「素晴らしい‼︎よかったね(想像)」のアイコンタクト、拍手する姿。一瞬瞳がキラキラと光り、そしてスッと気配を消す一連の流れ。

「先生!」と呼びかけられるところでは“ノエル先生”が妙にツボにはまって、似つかわしくて嬉しくなりました。

 

ピアノを演奏する如恵留くん(服装がシック且つクラシカルで大変お似合い)を堪能できて満足なシーンでした。

映像化ありがとう・・・

この姿、画家で想像するならシャルダンフェルメール、ベラスケス。

 

 

 

デボーゾンの豪邸

 

TravisドーベルマンJapan

ピアノの先生から一転お犬様に。ノエベルマンはちょこ、ちょこ、と小首を傾げたり、口をプルプル動かしてみたり、可愛らしさに余念がありません。

わたしの好みが可愛い小型犬より、シュッとしてかっこいい大型犬なので(一番好きなのはボルゾイドーベルマン設定はすごく良かったです。格好いいよりは断然可愛らしい番犬達でしたが。

退場では仲間が四つん這いで犬らしく移動するのに、即座に立ち上がって人間味を発揮。「はーい、みんなこっちだよー」と誘導しているように見えたので、番犬の中でも統率係だったのでしょう。

 

ジャニーズが退場して、うみんちゅと如恵留くんのソロパフォーマンスによるつなぎの部分。

ここにはアクロバットあり、キレのいいダンスあり、如恵留くんの魅力がぎゅっとコンパクトに凝縮されています。

オレンジ色のライトに照らされて、誰かのみる夢のように踊るシーン。

永遠に見ていられる気がします。

空気を切るターン、幸せそうな表情、全部素敵、全部素敵なのですがある一瞬の動きが初見からたまらなく好きです。

これは言葉では伝えられないので、図にしてみました。

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↑この前後を含む部分です

 

 

 

レコーディング

 

夢のHollywoodはここから始まった、ということで良いのでしょうか。

五人のフロックコート姿での夢ハリ。衣装がフロックコートだということは知らなかったので、フ、フロックコートですか!!??と動揺しました。

勿論、嬉しい動揺です。やはり、最上級のフォーマル。伝統と格式の美しさ。

クロバットをした後の決めポーズが大好きなので(youtubeのリハーサル風景でも映っているので、何度も見ました)、アクロバットの瞬間は残念ながら映っていませんでしたが、相殺されました。

 

♪〜俺らの心ひとつに

で両腕を少し広げての決めポーズ。この瞬間にも如恵留くんのお顔使いが光ります。一瞬の静止の美。次のための大切な瞬間。

 

徐々に人がバックに集まって、先輩方が大勢バックダンサーで踊ってくださるとは・・・じんわりと感動しました。こんなにしっかりと夢ハリをパフォーマンスしていたのですね。

 

タップに入る前のそでへのはけ方も優雅です。如恵留くんはソロの時に腕を広げがち(byらじらー)だそうですが、あらゆるところで広げがちだと感じます。

先ほども言いましたが、わたしにはそれが光を放っている表現のように感じられます。イメージとしてはキリスト教の聖人や天使が背負っている光背。またはミュシャのポスター。

大好きなので、この調子で広げ続けていただきたいです。

如恵留くんの腕の動きは(腕に限らず)白地に描かれる水墨画のよう。描かれた画面は、白地が塗り残しではなく、ある時は空に、ある時は川に、空気に、光になるのです。

周りの空間も自在に自分の美の一部とできる、といった感じでしょうか。

 

二人でのタップからステッキを渡されての五人タップへ。

如恵留くんが頭の上でパンっと手を叩くのですが、音ハメが完璧で心地いい。

 

そして五人がV字に並んでのタップ。

楽しくて、喜びに感極まったように大きく首を反らせて天井を仰ぐ如恵留くん。その時、今を存分に楽しむ姿が印象的でした。(覚悟して今日を生きよう、が心をよぎる)

 

デボーゾン家の執事になってのご挨拶。

如恵留くんはここでは深々とお辞儀をするのではなく、胸に手を当てて軽く会釈。アメリカの執事の挨拶の仕方などわかりませんが、この余裕、Travis執事Japanの中でもリーダー格と見ました。(ご挨拶の言葉はうみんちゅですが)

うみんちゅと河合くんのやりとりを苦笑しながら見守る姿、はけていく時のバレエジャンプ。ここに限らず、はけていく時にも隙がないので、何度も見返してしまいます。

 

 

 

夢の終わり

 

白を基調とした白黒の衣装。

首回りに黒があるので、首筋が強調されます。

1回目に階段を上がっていく後ろ姿、ハッとするほど美しい。

腰から頭のてっぺんまでが真っ直ぐに感じられます。この時は襟足が短い髪型なので、よりはっきりとしています。

2回目の階段上がりではアングルの関係でほとんど様子がわかりませんが、最後の腕広げポーズが見られたのでOKです。

 

 

 

第二幕

1965年12月31日 紅白歌合戦

 

戸塚くんを頂点とした大人数V字フォーメーションからの、ドラムに合わせて如恵留くんのアクロバット見せ場。

着地してからの雰囲気があまりに穏やかで、本当に軽々とこなしているのだなと驚きます。

その後立ち位置に収まって、わたしの大好きなポーズ。(と言っても伝わらない・・・以前夢ハリトラジャ絵を描いた時に、如恵留くんのポーズとして採用したのと同じです。)

 

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↑大好きなポーズ

 

 

空港

 

「ジャニーズ!アメリカに渡って4ヶ月・・・向こうで何やってきたんだろうなあ〜」

声が可愛いです!もっさりしたもやもや色チェックのダブルベンツのジャケットなのに少年味!

(※ダブルベンツ(サイドベンツ)とは動きやすいようにジャケットの裾に入れられたスリットのこと。背の中心にひとつ入っている場合はシングルベント(センターベント)、という。ベントの複数形なのでベンツ、となる。らしい。これは以前、如恵留くんが私服でスーツを着用するということに感動して、絵に描くのなら知りたいと思い、スーツ関連の書籍を借りて勉強した時の名残り。こういう時に役立つ。・・・役立っているのかな?はて・・・)

 

「遊んじゃうよね、そりゃ〜(笑笑)」

如恵留くんの声における性別がわからなくなります。今までも時々、ふっと頭をよぎることはありましたが。

男とも女ともつかない、絶妙な可愛らしさを湛えた声。

記者役の台詞で再認識。

 

「ジャニーズの到着です、どうぞ、どうぞこちらへ」の時の記者如恵留くん。

日本人記者とは思えぬエレガントな手の動きで、「どうぞこちらへ」を表現。

これはエレガントすぎる!と叱られても(誰に?)仕方ない。隠せないロイヤル感。

 

マイクを向けているシーンでは、あれ?鉛筆を耳にかけている・・・。に、似合わない。わたしの中ではこれはおっさんがやることですが(鳶職の方とか・・・タオルをハチマキにしている世界。やっていなかったらごめんなさい)如恵留くんはおっさん役のつもりという可能性も無きにしも非ず。

似合わないけれど、お顔がスッキリと見えて鉛筆さえ脳内から削除すれば、または髪飾りだと信じれば美少年です。

「マカダミアンナッツですか〜」に“はあ〜〜(しょうもないこと言って〜←想像)”とため息をつくのもいとをかし。

ノエール伝説では可愛いシーンですが、ジャニーズ伝説ではだいぶ心苦しくて哀しいシーンでもありました。

 

 

 

日劇エスタン・カーニバルのステージ

 

これは可愛い五人組。簡略化した軍服風の、柔らかい色調のベージュジャケットも似合っています。真っ白よりも肌が明るくキレイに見えますね。

♪〜なんとな〜く〜幸せ〜

サビをハモっているところで、如恵留くんはスタンドマイクに手首を引っ掛けるようにして歌っています。

これはマイクをしっかり持たないでいることによる「なんとなく」の表現なのではないか、と推察します。なんとなく歌っているんだよね〜、といった体です。

ラストの♪なんとな〜く〜では首を軽く傾げて一度目を閉じます。この歌の持つリラックス感の表現なのではないかと思います。

この曲では、芯には如恵留くんのブレなさやエレガントさを持ちつつも、終始ゆったりと力の抜けた“なんとなく感”を漂わせていて、表現力が素晴らしい!と改めて感じた次第です。

 

ここでは前列の可愛いちっちゃい組(宮近くん七五三掛くん)と後列の可愛いちっちゃくはない組(如恵留くん閑也くんうみんちゅ)の背格好のバランスが完璧で、ほわほわとして可愛らしいものですから、心のブレイクタイムです。平穏。

ブレイクタイムが破られるのは、如恵留くんのお顔がどアップになるときくらいです。やっぱり、美しすぎるので。一瞬、“なんとなく感”が彼方に飛びます。

 

 

 

日劇の楽屋

 

「タイガース〜!!とかいうやつらもけっこう人気らしいじゃん?」

指を爪に見立ててのトラポーズ・・・可愛いしか言えなくなってしまうのでここはこれで。

可愛いです。(声も)

 

 

番外編その1

レコードを「聴かせてよ」の七五三掛くん、いえ、リュウヤさん。なかなかに怖い。褒めてます。なんとなく〜ではあんなに優しい笑顔を振りまいていらしたのに。先輩にこんな風に言われたらとてつもなく萎縮してしまいそうです。

「はい!!」と即答してすぐにプレーヤーにセットする塚田くん、演技なのに尊敬してしまいます。すごい神経だな、と。

番外編終わり

 

左膝に右足を乗せて、手を添えた偉そうな座りポーズの如恵留くん。

また一幅の絵画がここに出現せん・・・。なんとなくですが、これはベルト・モリゾやマネなどの印象派の画家の絵で見てみたい。(多分ジャケットの色がそれを連想させている)

もしくはホイッスラー。・・・ホイッスラーが一番良いかもしれません。

 

橋本くんの「レコードデビューします」の後にカメラが左に移動していって、宮近くん越しに、テーブルの上にゆったりと置かれた如恵留くんの右手がチラリと映ります。

タタン、と指で小さくデスクを叩くのが、もやもやする想いを抱えてストレスを感じているであろうことを表現していて、怖くもあり、良いな、とも感じます。

 

番外編その2

「レコードデビューします」からの宮近くんの無言の演技、印象的です。遣る瀬無さや嫉妬心、それを飲み込んでも隠せない感情、が表情に表れている。

センターの風格の整ったお顔、キラキラとした目が絶望の暗い炎を宿す様。う〜ん・・・苦しい、けれど良い。でも苦しい。

番外編終わり

 

空気を切る「へ〜〜!すごいじゃん!!・・・君たち〜、良い仕事してきたんだね〜」怖い。怖島如恵留様。にこやかなのが怖いですし、それを言われたら河合くんのようになること間違いなし。(ひきつる)

しかし声は可愛い。

 

番外編その3

この後のnever my loveのくだりは感動的です。

スクリーンに巨大なあおい輝彦さんがバ〜ン!!!!と映し出される時は、!!??っ・・・ふふふっとなりました。なかなかたっぷりと魅せてもらいました。

番外編終わり

 

 

 

フォーリーブス物語

 

一見清楚なフラメンコ風衣装。インナーが衝撃の黒メッシュ。

黒メッシュはともかく、この感じの衣装もとてもお似合いです。

 

大きな薄い幕を持ってうみんちゅとグルグル走っているときに、最高のキラキラ笑顔が拝めました。

 

 

 

ジャニーズ伝説

 

⭐︎近藤真彦さん

♪〜(青春の手前で)裏切りはないぜ!

最高です。ここの如恵留くん。動きと表情の調和が最高です。

目を閉じてからの瞳ブラックホールキラキラ笑顔。色気があります。

 

⭐︎V6

♪〜(小さな背中)見送るとき急に〜

橋本くんの背中越しの如恵留くん。前に伸ばしていた右手を口元に引き寄せてくるとき。目がフッと細められて、ここも色気があります。

♪〜your smile

のあと。再び橋本くん越しに如恵留くんの真正面のお澄まし顔が拝めます。

この目は、わたしが如恵留くんのお顔を描き始めた当初“如恵留くんの目”として思い描いていたもので、なぜかこの一瞬に、そうだ、これだ!とピンときました。

 

⭐︎Kinki Kids

♪〜キスしたあと

ここは色っぽいです。

♪突然つれない素振りだね〜

一転コミカルに。ちょっと唇を噛んでいるのですね。これは以前の少クラのhappy groovyでもあって、可愛くて素敵だな、と思っていました。

♪〜恋はミステリー〜

口を閉じて概ねお澄まし顔で踊っています。“如恵留くんの目”が堪能できました。後ろ向きの決めポーズで、右手をスッと下ろしてくるところ、この細部も絶妙な間と緩急。神が宿っています。

 

⭐︎忍者

この曲調はちょっと如恵留くんのエレガントとは違うのでは・・・と思いながらも楽しく見ました。そしてやはり江戸っ子曲調でもエレガントでした。

五関くんのサポートで手を貸すのですが、如恵留くんはエスコート、という感じ。五関くんの手を離した後も、すぐに手を下ろすのではなくて芸術的な動きをさりげなくしています。

貴公子の完璧なエスコートでした。

 

⭐︎光GENJI

始まりはあおり気味のお顔に片腕を広げた伸びやかなポーズ。こういうの、得意ですよね。素敵です。

♪〜行ったり来たりさ

バラバラっと動く指です。これは少クラのpick it upの始まり部分で大いに惹かれた指の動きに通じるものがあります。

こんな風に見えるということは、おそらく如恵留くんの指は真っ直ぐではないのだと思いますが(確か怪我で伸びない指もあるとか)それが良いです。

この指の動きは端正でエレガントな如恵留くんの中において、いい意味で異彩を放つ部分なのではないかと思います。

 

⭐︎TOKIO

ここは海原のイメージなのか(あれ、でも“宙”舟だから、空・・・または宇宙?)走っての移動が多く、のえビューで捉えるのも困難でした。

 

⭐︎SMAP

如恵留くんの優しくて明るい表情がたくさんみられました。

橋本くんにGOOD!!とやるところが可愛らしい。

♪〜そうさぼくらは

で三度橋本くん越しに豊かな表情が拝めます。この直前、両足を広げてすごくジャンプしています?

 

今更ながら、改めて『世界に一つだけの花』って良い歌だな、としみじみ感じました。以前はそうでもなかったんです。この歌を受け入れられない(関心が無い)心持ちだったから、苦しんでいたのだな・・・脱線。

 

⭐︎少年隊

少年隊はとても如恵留くんに似つかわしいと以前から感じています。

白塗りとらちゅーぶでも、東山紀之さんの感じを目指している旨発言していましたが、間違っていないです、と言いたい。ただ、如恵留くんはすごく可愛らしいので、さらに違った魅力も持ち合わせています、と。

♪〜君だけに 君だけに

この何気無い振りに、如恵留くんの魂がこもってここにも神が宿っています。

 

 

 

そして、A.B.C-Z

 

大きな旗を扱うのもまた素敵です。やはり如恵留くんは旗までまっすぐ。

アップで映し出されるお顔、瞳孔開き気味(というイメージ)で細めてからのパッと見開くのが、人ではなくてもはや神。神々しいです。

 

この先のA.B.C-Zのボックスに入ってのパフォーマンスからのダンスパフォーマンス、とてもかっこいいですし、じっくり見て楽しんでいます。

感想をすっ飛ばすのが心苦しいくらいです。ちゃんと見ています。

 

MADEとTravis Japanの自己紹介。

ジャケットのボタンを留めて(またこの留めている様が可愛い・・・盲目ののえ担)

右手でOK!下唇を軽く噛んでウィンク・・・可愛い以外の言葉を失います。

ダイナミックなアクロからの可愛い自己紹介。

そして宮近くんを指すところまで、はい、完璧な可愛さでした。

スーパーアイドルだなあって思いました。

 

最後は真っ白なお衣装で、楽しそうな姿、キラキラの笑顔、深々としたお辞儀と、美しい腕広げで締め!

 

 

⭐︎・・・閉幕・・・⭐︎

 

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 今回こうして感想を書き綴る上で、わたしが密かに目標としていたのは「具体的な言葉で如恵留くんを語る」ということでした。

・・・が、蓋を開けてみれば“美しい”“素晴らしい”“素敵”“可愛らしい”“エレガント”と具体性に欠ける言葉のオンパレード。

上手く言い表せないもどかしさを感じました。

なぜ美しいと感じるのか、それを明快な言葉で言い表したかった。

具体的に語るには、わたしの抱く感情というものは邪魔になってしまいます。

でもそれを排除してしまったら、果たして楽しいのだろうか。

きっと楽しくはないでしょう。

これは自分の覚書です。書き留めることで、脳に焼き付けようと思いました。

それは達成されたと思います。

 

繰り返し対象のシーンを見ては、感想を少しずつ書いていく。また見る。間違っていたところを直す。

時々最初から読んで全体の流れを何となく確認する。

これだけだとすごく熱心に何かを勉強しているようですが、実際に熱心に勉強していました。人に大きな声で言えないというだけの違いです。

ジャニーズ伝説(ノエール伝説)2017の感想を1日かけて書いていた、というのは大声でいうことではありませんが、この舞台をみられたこと、心から幸せに思います。

いいお舞台だった、ということは誰にでも胸を張って言えます。

そして様々な如恵留くんの姿を見ることができました。

 

一層、惹かれ、一段と、好きになりました。

 

 

 平成最後の夏の終わりそして秋の始まり、“ジャニーズ伝説2017”に出会ったときとして、人生の美しい思い出にしたいと思います。日記に書こう(5年の連用日記を書いているので)

 

全くジャニオタではなかったわたしが、TravisJapanの川島如恵留くんを敬愛するようになったお話

 

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 人の心はわからないけれど、自分の心もわからないものです。

いつ、何を好きになるか、転がり落ちるか、世界の見え方までもが変わってしまうのか・・・わからないなあ、と今しみじみ感じております。

 

こんなことになるとは、全く思ってもみませんでした。

そう、ジャニーズJr.TravisJapanの川島如恵留くんという存在を知ってからのことです。

 

 わたしは山Pと同じ年のover30ですが、この年になるまでジャニーズに嵌ったことはありませんでした。なぜだか「8時だJ」を観ていた記憶はあるのですが、その時も誰が好きということもなく、今思えば謎です。

ただ、(恐らくは中学生くらいの時だったと思うのですが)【少年】が好きらしい、ということには気づいていました。それに気づいたのはボーイソプラノが好きになったからでした。少年合唱団や聖歌隊の歌声。今も聴きます。

なので、わたしの「少年観」はボーイソプラノ長野まゆみさんの作品に出てくるような、そんな存在でありました。

長野さんの著作の中で、少年は少年として卵から生まれ、少年として死んでいく・・・というようなくだりがあり(うろ覚えです)なんて素敵、と感動したのを覚えています。

「少年」と言ったらジャニーズJr.は年齢的にも近しい存在なのですが、上記の少年観を抱いていたわたしには別物として映っていたのかも知れません。

なぜ嵌らないのか?とうっすら疑問に思ったこともありました。

 

 

 そんなわけで、オタクのオの字もないような母と同程度のジャニーズ認識しか持ち合わせぬまま、この歳まで参りました。(ちなみに母はVS嵐が好きで、積極的に観ます)

母と同程度、とはまず嵐はいける、けれどNEWSやHey!Sey!JUMP以降のメンバーがまるで言えず、関ジャニはギリギリいける・・・かも??というレベルです。

以前に放映されていたツムツムのCMだったでしょうか、中島健人くんと菊池風磨くんが青と紫の衣装で出演していたあれですが、多分・・・多分だけどジャニーズの人なんだろうな・・・一人二役か、と思っていました。

最近キンプリって方々を見るけれど、双子みたいな人たちがいるな〜(永瀬くんと平野くんです)と思っていましたし、顔が全く覚えられませんでした。

わたしにとってジャニーズは、よく目にするのだけれど当たり前に世界にあって、注視するものではなかったのです。

〝世界の見え方までもが変わった〟はまずここに如実にあらわれて、ラジオの周波数が合うかのごとく、わたしの脳が{ジャニーズチャンネル(仮)}にチャンネルが合って、突然お顔の違いなどが認識できるようになりました。

これは感動的な体験でした。

 

 わたしには今まで好きになった宝物がいくつもあります。しかし、メディチ像(美術室に石膏像があった)といいビアズリーといい(両方中学生の時に出会いを果たす)、またボーイソプラノといい、普通に世界をみていても情報は入ってこなくて、自ら探して探して、発掘するような感覚でした。(どうしても欲しいロシアの少年合唱団のCDがドイツの通販しかなくて、ドイツ語と英語ページだったので泣く泣く英語を選択し、英語苦手だったのに一所懸命訳して親にお願いした思い出。無事入手しました)

心の神棚に御坐す俳優の鈴木拡樹くんもそのパターンでした。

ですから、そこにあったものが見えるようになった、といった感動は特になくて・・・ないのは当たり前だったのです。

 

とは申しましても、わたしが嵌ったのはジャニーズJr.そしてTravisJapanであり川島如恵留くんです。

2018年7月末現在、まだまだ局地的にしかジャニーズを認識しておりませんのでご了承ください。(むしろJr.中心です)

 

 

 さて、このお話をする上で欠かせないキーパーソン。それが〝しめ担の同僚〟です。

彼女がいなかったら今のわたしはありません。前のわたしより今のわたしが好きですので、本当に感謝しています。

いったい、始まりをどこにしたらいいのだろう・・・と考えました。しめ担の同僚と出会ったところ?と言ったらそうなのだろうけれど、あまりに遡り過ぎなので自重します。

ざっくり言えば、しめ担の同僚がジャニオタだということは初期からわかっていて、お話がとてもうまくて面白くて、わたしは拡樹くんとあとは二次元(マンガとか)が好きなオタクだったので、オタク話を喜んで聞いていた、という経緯があります。誰かが夢中になっているもの、好きなものの話を聞くのは楽しい。

ジャニオタの世界は未知の世界で、おすすめのブログや実体験などで味わう語彙の豊富さ、巧みな文章での伝達力、キラキラした情熱は、常にわたしの興味を引くものでした。

しかし、では誰かに嵌る、ということはありませんでした。

 

 

 運命の2018年4月22日(これを突き止めるためにライン画面をスクロールするのが一苦労で・・・何か方法はあったのだろうか)

しめ担の同僚にオススメされてYouTubeで初めてトラジャを見ました。

どの回を最初に見たのかは定かではないのですが、聖徳太子ゲームか七五三掛くんの衝撃エンディング作成回かのどちらかです。七五三掛くんの天然ぶりに怖がるわたしがいました。ヌルヌル相撲を見て、みんな脚が綺麗、とか言っています。元太くんが上下黒のファッションでウエストマークし、さらに黒髪だったので、名前を認識していないわたしは〝忍者君〟などと呼んでいます。

その後でHappyGroovyをみたようです。

 

そう・・・これが本当の始まりでした。

 

みんなかっこよくて、つい見入ってしまったのです。

 

失礼な物言いをすると、それまではジャニーズのダンスを凄い!と思ったことがなかったのです。よく見ていないだけなのでしょうけれど、〝ダンスが凄い〟という認識は持っていませんでした。

わたしはバレエや日本舞踊等、ダンスをみるのは大好きです(日舞は習っていたくらい好きです)。少林寺やカンフー、武術の演武などの体を使った美しい動きも含めて雑食的に好みます。

ですから、ダンスは注目してしまって、失礼極まりないのですが「一人くらいは穴のようにあまりうまくない人がいるのでは・・・」と思いながら見ていたのです。申し訳ございませんでした・・・一人もいませんでした。

まずそのことに感動して、ジャニーズJr.って凄いな、トラジャって凄い・・・と思った次第です。

 

安定のカイトが三人いることに驚いた後に

〜つい見ちゃうのは川島如恵留君。骨格がしっかりしていて、彫刻みたいなお顔立ちですね。ハーフ??漢字は僧侶みたいだから、テロップで見たときは動揺しました。〜(以上、自分の発言引用)

 

つい見てしまう、というのは、それはもう・・・と今なら思う。

そしてわたしのこの発言に込められた思い、芽みたいなものですね・・・それに水と養分を注ぐがごとくトラジャをプレゼンしてくれたしめ担の同僚。

すくすくと育ちましたよね。わたし自身もしめ担の同僚も、ここまで育つとはつゆほどにも思ってはいなかったのですが。

草とか花というよりも、もう木に、いや樹になっているのでは・・・?!

やり取りをして夜が明けてしまったこともありました。

もちろん、完璧には程遠いのですが、自然と【トラジャ史】を履修していました。気づいたら授業登録していた・・・。同時に【現代トラジャ】もとっていますね。

 

ちなみにしめ担の同僚は、わたしがトラジャメンバーを好きになるとしたらのえたんしかいない!と思っていたそうです。

まんまと好きになりましたし、ストーンズメンバーでの一番は?も速攻で当てられました。なんて読まれやすい人間なのだろう・・・しめ担の同僚はメンタリストかな。

 

 

 如恵留くんに惹かれた部分の一つに、パフォーマンス中の顔づかいの巧みさがあります。おそらく振り付け外のところで、少し上向けたり傾けたり、それが音にぴったりと当てはまって見ていて心地がいい。

ということは存在を知った初日から言っていて、今も変わらず、いや更新され続けているところです。

 

ハピグルから横浜アリーナでの一問一答で、如恵留くんについ目がいく、意識がいく、が高まりました。知性を感じさせる真剣な面差し、素早い答え、答え終わってからのくしゃっと笑った表情。何かがひと味違う、という印象を強くしました。そしてその〝ひと味〟がとてつもなく素敵なもののような気がしました。(あと単純にお顔が好き)

 

4月23日、この時点で〜のえるくんファンになっちゃいますし、これから好きなジャニーズを聞かれたらTravisJapanと答えます〜と発言しているのですが、冷静に考えて〝好きなジャニーズ〟を訊かれる機会はわたしにはまずない・・・

(その後自ら、ジャニーズのJr.のTravisJapanというグループの川島如恵留くんという人に嵌りました、と宣言しては驚かれるということになります。友人はもちろん、父親の元同僚の方にまで口を滑らせた。軒並み、え・・・?なぜ今になって???という反応。でも認めてくれました。)

 

 

その後、以前の少クラをみる機会に恵まれ、トラジャを脳内に刻みつけていくことになります。

何せジャニーズ初心者、新参者、素人(新規、というのですね、最近学びました)なので、オリジナル曲なのか先輩の曲なのかもあやふやでしたが、そんなわたしにも『夢のHollywood』が特別素敵に感じられました。

 

五人体制時の『tonight』パフォーマンスも素晴らしくて、最初にYouTubeで見た彼らの姿とのギャップに単純に驚きました。このパフォーマンスで(五人ではありますが)それぞれのダンスの個性をじっくりと感じ取ることができました。誰を見ても飽きない。個性的です。

 

出典がどこかわからなくなってしまったのですが(話半分で聞いてください)

〝本当の個性は、例えば皆が同じものを同じようにしようとして描いた時、または作った時、それでもどこか違うものができる。絵の模写をしても、同じものにはならない。そうしたものだ。〟

トラジャのパフォーマンスはそれを思い出させました。多分、ご本人たちは自分の個性を理解していて、表現しているのだとは思いますが、シンクロダンスの心地良さと滲み出す個性の調和が、わたしをTravisJapanに嵌らせたのかな、と思います。揃うからこそ、逆説的に個性が出てくる。

いわゆる箱推しになりました。

 

この辺りから、ちまちまと似顔絵を描いてはしめ担の同僚に見せていました。

単純な線でちっちゃいキャラクターのように描いていたのですが、アウトプットする為にはまずインプット、ということで如恵留くんだけでなく他のメンバーも見るようになりました。

内容は如恵留くん→宮近君→如恵留くん→七五三掛くん→如恵留くん→以下続く・・・と言った感じではありましたが、無事(?)全員コンプリート(らくがきです)

 

そう、絵を描くのは幼少期から好きなのです。わたしなりに描く理由もあるし、真剣に取り組んできたことでした。

しかし、特に2018年に入ってから描けなくなっていました。描きたいという気持ちはあれど、なぜか手につかない、下絵を描いてもその先に進まない・・・好きなはずのものができなくて、一人で苦しい思いを抱えていました。

絵を描いても楽しくなかったのですが、それを認めるのはものすごく苦しくて辛いことで、できませんでした。

当然体調も優れず、心身の不調を抱えて焦りばかりが募り、呼吸ができなくて不安が大きくなっていくような日々でした。

多分、病んでいました。整体の先生が「よく生きてるね〜?これは死んでますよ」と言ったくらい。どうやらゾンビだったようです。

 

トラジャに出会ったのは、それが解消されてきて、だいぶ楽になってきた、そんなときでした。

そんなときだったからこそ、トラジャが入ってきたのかもしれません。

わたしが元気になっていく過程とトラジャを好きになっていく過程が重なって、人生において重要な意味を持つ出会いだったと思います。(なんか重い・・・)

 

4月27日〜28日、如恵留くんが素晴らしい人生を歩んでくださいますように、と心から願う域に達しています(鈴木拡樹君に次いで二人目です)。存在を知ってから、一週間も経っていなかったのですね。しめ担の同僚もしきりに驚いていたような・・・

 

 

 そして一つ、思い立ちます。

「真剣に、今できる全力でトラジャの絵を描いてみよう」と。

 

命を削るゴールデンウィークの幕開けでした。

 

一体どう着地するかもわからないまま、でも考えるのが楽しくてワクワクして、見切り発車しました。

それまでのわたしは、本当に、自分は前より絵が下手になっている、描けなくなっているかもしれないということを恐れていたのですが、そんなことも考えませんでした。

玉虫衣装が初めてのオリジナル衣装だと聞いて、ではそれにしよう、それぞれのポーズはわたしが一番好きでトラジャらしいと思っている夢ハリから選ぼう。

玉虫衣装の基本形は同じだけど、シャツやネクタイ、ジャケットのラインがそれぞれ違っているので、まずはそれを理解しなければと鬼のように観察しました。なかなか細部が判明しないメンバーもいて苦労しました。

ポーズも一人一人を追って観察して、七人のバランスも考えて決めていきました。

玉虫衣装での夢ハリパフォーマンスはなかったので、ジャケットやパンツの形の違いを脳内変換するのも苦労しました。

背景は、Japanだから太陽のイメージで、色はグループカラーの紫で、太陽の中心が宮近くんのTJポーズの手の接点になるようにして・・・と絵を描く上でこんなにスムーズに決められたことはありません。オリジナルの絵とは訳が違いますね。決まった事実があること、枠の中で試行錯誤する楽しさを味わいました。

体力気力、生命エネルギーを注ぎ込んで描いていたけれど、同時にそれよりも多くのエネルギーを貰っていました。

絵を描くことが、心から楽しかった。そう感じられることが本当に本当に嬉しくて、救われたと思いました。

これまでは〝現代の人〟を描くことはほとんどなく、髪型も衣装も現代的ではないものを描いてきましたし、現実の誰かに似せて描くということもしてきませんでした。

いちいち新たな挑戦でしたが、それもまた楽しかった。特に玉虫衣装のスパンコールの表現は四苦八苦しました。

出来上がった時は、達成感と、わたしはまだできたんだ・・・という安堵感でいっぱいでした。

作品は額装して、しめ担の同僚にプレゼントしました。元からそのつもりで描き始めて、差し上げるという目的がなければできなかったと思います。

喜んでもらえて、そのことが嬉しかった。わたしが描くことで喜んでもらえたのかな・・・絵が描けてよかったな、と。

そう思わせてくれたトラジャ、そして如恵留くん、キーパーソンのしめ担の同僚にはこの上なく感謝しております。

 

 これを機に、ということでもないのですが、色々と描いてはしめ担の同僚に報告する、ということをして楽しんでいました。

初めてアイドル雑誌を買ってみたり(選んでいますが、多くて困ります)、お借りしてあまりに気に入ったのでタキツバコンサートのBlu-rayを買ったり、過去に如恵留くんが掲載された雑誌を取り寄せたり。

わたしは多分自己完結するオタクで、あまりご本人に会ってみたいだとか、情報を発信していきたいだとか、思わない人間です。

鈴木拡樹くんは別として、今まで好きになる対象はそう会える(というか生身の姿をみられる)ものではありませんでした。時代が違って、もう生きていない、とかですね。会えないのは当たり前なのです。

また、同じような趣味の人もいなかったので、本当に一人で楽しみ箱庭を育んでいたような感じです。(そう言えば、わたしは【庭】というイメージが大変好きなのですが、開かれた庭よりも裏庭に惹かれます)

それがまさかの一大メジャージャンルであるジャニーズ・・・のJr.にストンと嵌るとは・・・

 

以前からPixivというイラストと文字中心のSNSに生息しているのですが、Pixivではトラジャのイラストがとても少なくて(Jr.が少ない)驚いて、単にジャニオタの方々があまりいないだけなのだとは思いますが、それでも嵐はかなり多いので、やはり母数が・・・と考え込みました。〝聖歌隊〟というマイナーなタグより少ないのですよ。(その後如恵留くんが聖歌隊に入っていたことを知る)

デビューしていないJr.だから、一般に知られていなくても無理はない。現にわたしも全く知らなかったのだし・・・。

ファンがいる、というのはとても重要だけれど、わたしが一人箱庭を育てていても、それはしめ担の同僚に伝わるくらいで、閉ざされているのだな、と。

だから、微力でも何らかの形で発信して、ファンがいるというアピールは必要なのではないか・・・そう考えるようになりました。

ツイッターは、やってみる気は全くありませんでした。人様のツイートを見て楽しむことはあれど、なぜか自分とは無縁だと思っていました。好きな俳優さん、漫画家さん、同じ趣味の方々をフォローできたら素敵だな、と思わなくもなかったのですが、決め手にはならずずっときました。

 

 来たる7月9日。トラジャの結成日とされる日ですね。建国記念の日、みたいなものですね。

例によってしめ担の同僚からそのことを聞いて知ったのが、9日も夕方になってからでした。トラジャに感謝いっぱいのわたしは、何としてもお祝いの絵を描きたいと思いました。そして、ツイッターを始めるなら今日なんじゃないか・・・と閃いたのです。なぜか。

お祝い絵が完成したらツイッターを始めて、そこに絵を載せよう。お祝いツイートの賑やかしになるやも知れぬ。

時間的に七人を描くのはかなり大変なことが予想されました。ですので、当初は如恵留くんのみで行こうとしていましたが、どうしてもこの記念に全員いないのは寂しい、と思い直して、頭をフル回転させ全員描きました。それまで地味に描き続けていて、それぞれの特徴などが頭に入っていたのが大きかったです。

というわけで完全に思いつきの見切り発車で、ツイッターの世界に足を踏み入れることになりました。

そして赴くままにトラジャ絵を描いて今に至ります。

色々な画風を試してみているのですが、描く対象が決まっていると面白いです。

また、YouTube、とらまるの更新を心待ちにし、雑誌を買ったりして楽しんでおります。

 

 さて、わたくしごとに多くの文面を割いてしまいましたが、少し如恵留くんについて思うことを語ります。

まず、ものすごい発見をした!と一人悦に入ったのが【ナウシカと如恵留くんの親和性】です。ふと、ジブリの登場人物でいったらナウシカかな・・・と思い浮かんだらどハマりしてしまいました。

ナウシカは作中で城じい(ナウシカ親衛隊のおっさん方)に〝姫さま〟と呼ばれ慕われています。わたしの如恵留くんに対する思いって、城じいたちと同じだな・・・とシンパシーを覚えました。気分はミトじい。

そして風の谷の子供達からは〝姫姉さま〟と呼ばれ、これまたたいそう慕われています。

姫姉さま・・・これだ、と思いました。姉さまではなくて、兄さまだけど、姫だ!と。しかも、ナウシカ的な姫。

というわけで【姫兄さま】という言葉を思いつき、自己発電で大いに感動したわけです。

あまりにはまって、原作を全て読み返しました。感動しました、ナウシカ・・・そしてクシャナがとてもカッコよくて(これでは話題がずれてしまう)

 

閑話休題

 

 雑誌などを読んでいると、またはテレビなどのメディアでもそうですが、如恵留くんのアクロバットに触れられていることが多く、大きな武器の一つなんだと実感します。そこに美しさも加味されているのが素晴らしいです。

それはもちろん喜ばしいことなのですが、わたしはダンスもアクロバットに匹敵するくらいの素晴らしさがあると思っています。

最初に惹かれたのもアクロバット要素のないダンスパフォーマンスだったこともあり、類い稀な魅力を持っている、と思っているのです。

如恵留くん自身が、指先まで神経の通ったダンスを・・・といった感じの発言をされていて、それはよく伝わってきますし、美しさで言ったらかなりのものだと。

クロバットがいい意味で異質に感じてしまうほど、美しいダンスです。あまり外からはそのことに言及されていないように思えて、それが不思議でなりません。(もし言及されているものがありましたら教えていただきたいです・・・)

クロバットがなかったとしても、わたしは如恵留くんを同じように素晴らしいと感じたに違いありません。

少クラで披露されたLGTE、初めは何だかよくわからない曲だ・・・と思ったのですが、ダンスの個性をみるにはもってこいで(割と単純な振りを大勢で踊るので)、とても楽しみました。

中でも如恵留くんのダンスは、すっとのびた手足、首筋、無駄な力も入らず、かといって抜けきらず、隅々まで無理なく体を使っているように見えてとても美しい。

また東山さんが途中から登場する仮面舞踏会のパフォーマンス。

如恵留くんの立ち位置は画面向かって左の最後列の端、なもっとも映らないのでは・・・というポジションにも関わらず、完璧な音ハメと切れ味の良さ、エレガントさは目を見張るものでした。かなり、見えないものを見ようとしました(画面に映っていないときはこんな感じではないか、と想像する)。

これによりわたしの〝のえビュー(如恵留くんを追うレンズ)〟は鍛えられ、その後何を見ても〝仮面舞踏会よりめちゃくちゃ映っている!!〟と喜びを感じるようになりました。

仮面舞踏会、すごく好きなのです。タキシードとか、如恵留くんにいと似つかわしい。

 

 如恵留くんの大きな武器であるアクロバット、そしてバレエ的な要素の美しいダンス、それとはまた違ったものではありますが、きっと日本舞踊もお似合いになると思います。

いつか挑戦してくれないかな、などと夢見ています。男の踊りでも女の踊りでも、きっと素敵。ぜひ素踊り(お化粧などしないで)で見てみたい。(日本舞踊では男性が女の踊りをすることも、女性が男の踊りをすることも、いたって普通のことです。素踊りの場合、男性用女性用の着物をそのまま着て踊ります)

これは本当に、わたしの夢、願望の話です。

 

 ここでは言及しきれないのですが、のえまるを読んで一層好きになったことは確かです。こんな風に言葉を綴ってくれる人を好きにならずにいられようか、いやいられまい、です。

勝手ながら〝我ら(なぜか複数形)が姫兄さま!さすがですぞ!〟とミトじいになってしまいます。ミトじいはこんなセリフ言ったかな・・・?

〝さすがは姫さまじゃ!!〟くらいは言っているはずです。

 

こんなことを言っていますが、わたしは如恵留くんのことを完璧だとは思いません。スーパーマンだとも思いません。いや思うけれど・・・ちょっと違う。

多分ミトじいもナウシカを完璧だとは思っていないでしょう。だからあれほど敬い慕い、愛おしむのではないでしょうか。

完璧でありたい、成長したい、多芸多才!をまっすぐに目指すその姿勢と心持ちが美しいと思うのです。また、至らない(苦手な?)部分を受け入れる努力をして、消化している、変化してきているというところも石が研磨されるがごとく輝いて見えます。

研磨と矛盾しますが、成長を続ける鉱石の結晶のようです。

わたしの思い込みや願望も多々あるでしょう。

脳が見せる幻と言ったらそうなのでしょう。

けれど、それがわたしの目に映り、心で感じる真実です。自己完結ここに極まれり。

 

トラジャに如恵留くんに出会えてよかった。好きになれてよかった。

おかげで絵を描くことがまた楽しいと感じたし、絵画や彫刻、音楽、舞踊、今まで好きだった世界がまた新たな魅力を持って輝いているさまに気付けた。

厳密に言えばそれらは何ら変わりなく、いつでもそこにあったのだけれど、わたしがそれらを感じるアンテナを失っていただけだった。今回、以前のアンテナと新たなアンテナを手に入れて、受ける感動は二倍になった。

そう、世界の見え方が変わりました。

改めてそのことを幸せに思います。

 

 

そしてしめ担の同僚、やはり彼女がいなければこんなにジェットコースターもかくやのスピードで落ちることはなかったでしょう。

 

何事も先達はあらまほしきことなり。

 

わたしは孤独な徒歩どころか、優秀なガイドが付いたヘリコプターで石清水八幡宮に行ってしまったのだな・・・(徒然草